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2015.10.26 ラグビー、日本フィーバーは終わっていないー訪日客増加に繋げる大きなチャンス

ラグビーW杯での日本代表の大活躍。大会そのものは10月31日まで続くが、日本では代表の帰国後、さらに大きなフィーバーが起きている。大会での代表の活躍を伝えるスポーツ関係の雑誌はほぼ完売の勢い、代表のレプリカジャージなど関連グッズはもはやどこを探しても入手できない。

従来のラグビーW杯では、日程が決勝トーナメントに入った途端に「寂しい思い」をして来たが、今回はかつて体験したことがない高揚感が続いている。

一方、今年のロンドンの冬の到来は心なしか早い。ロンドン中心部にあるW杯公式グッズ店では、イングランド代表のグッズが山積み、半額に下げても誰も見向きもしない。ラグビー関連グッズを片付けて、さっさとクリスマス商戦に備える動きを見せているお店もある。

英国では10月22日、小売売上高統計が発表された。前月比1.9%増加と、およそ2年ぶりの高い伸びを示した。政府のコメントが揮っている。「ラグビーW杯のお祭り騒ぎが数字の伸びに大きく貢献した」。

今回の大会の盛り上げは、掛け値なしで日本代表の躍進が大きく寄与している。実はイングランドにもラグビーに興味がない層が随分といるのだが、テレビニュースで何度も流れた「体格が小柄な日本人たちがあの大柄な男たちを必死に止める姿」は皆の心を存分に揺さぶった。それが、英国民の購買意欲を刺激する結果になったようだ。

すでに様々なメディアでも伝えられているように、日本代表の活躍は海外でも高い評価を受けた。面白いことに、ラグビーでの快進撃のおかげで、英国では「ニッポン」というコンテンツへの注目が急速に高まっている。

実際に日本戦の試合会場には、ラグビーファンだけでなく、アニメのコスプレで身を包んだ地元の若者たちが大勢やって来た。サモア戦の会場にいた20代のコスプレ男子は「普段出会えない『リアルな日本人』と会ってみたい、おしゃべりがしたいから来たんだ」と熱っぽく語ってくれた。

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出典:東洋経済ONLINE