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インバウンドニュース詳細-Inbound News detail-

【2010.03.31】
2月の日本人出国者数は5%減、7ヶ月ぶり前年割れ−訪日客は大幅増

日本政府観光局(JNTO)によると、2010年2月の日本人出国者数(推計値)は、
7ヶ月ぶりの減少となる前年比5.1%減の129万人となった。
景気低迷による所得の伸び悩みや、2009年10月以降の燃油サーチャージ復活などが阻害要因となったという。
また、ハイチ大地震による被災やペルーのマチュピチュでの集中豪雨発生、
チリ大地震による被災などが局地的な影響を与えたとの分析もある。

一方で、訪日外客数は大幅な伸びを見せ62.9%増の66万5600人となり、4ヶ月連続で増加した。
2009年2月は円高や景気低迷などの影響で41.3%減の40万8800人と落ち込んでおり、その反動もあったようだ。
主要12市場では、タイ、ドイツを除く市場で前年を上回り、中国、豪州は2月として過去最高となった。
伸び率がもっとも高かったのは香港で136.5%増の5万2300人となった。
次いでシンガポールが113.6%増の1万800人、中国が93.2%増の12万1700人であった。

主な要因としては、アジア諸国での旧正月休暇が2月にあたり、
韓国、台湾、中国、香港、シンガポールが堅調に推移した。
また、韓国や中国では日本を舞台にしたドラマや映画の効果があったほか、
豪州ではスキー旅行需要回復の影響が見られたという。
また、タイでの民間企業による訪日懸賞旅行の実施や中国での景気刺激策の効果、
アメリカ、カナダでの日本路線割安運賃の設定などもプラス要因として挙げられるという。

» 出典:トラベルビジョン

中国語圏観光客のための名古屋情報ポータルサイト『mingguwu.net』

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