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インバウンドニュース詳細-Inbound News detail-

【2010.04.12】
訪日外客、2月は63%増

今年2月の訪日外客数は66万6千人で前年同月と比べて62.9%増加した。
日本政府観光局(JNTO)が3月30日に推計値として発表した。
訪日市場の回復基調に加え、アジアの国々が大型連休を迎える旧正月の時期が昨年は1月だったのに対し、
今年は2月に移ったため大幅に増加した。
1〜2月合計では、前年同期比32.0%増の130万6千人。
訪日市場が順調だった08年1〜2月の140万7千人には達しないが、
景気低迷や円高で冷え込んだ訪日市場は着実な回復をみせている。

昨年11月以降、前年同月の実績を4カ月連続で上回っている。
2月としては08年の69万6千人に次ぐ数字で、中国、豪州は過去最高を記録。
韓国、台湾も大幅に増加したほか、香港、シンガポールは倍増となった。

観光庁の溝畑宏長官は、3月31日の会見で
「中国、韓国をはじめ主要市場であるアジアが順調で回復基調にはあるが、
 1千万人の目標を考えると、さらに伸ばしていかなければならない」と述べた。

2月の韓国は85.2%増の19万8千人。
08年の23万5千人、07年の20万2千人に次いで過去3番目の実績。
1〜2月でみても前年同期比81.7%増の43万人となった。
昨年、韓国で大ヒットした韓国ドラマ「アイリス」のロケ地、
秋田県の田沢湖、乳頭温泉、男鹿半島などをめぐるツアーが人気。
円高への慣れもみられ、他の観光地も好調だった。

中国は93.2%増の12万2千人。
1〜2月では23.5%増の21万4千人で、台湾を上回って市場別で第2位になった。
中国経済の成長に加え、ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)による広告や懸賞キャンペーンの展開、
個人観光旅行などで需要が増加した。
多数のチャーター便が運航されるなど北海道ブームも持続した。

台湾も77.9%増の10万5千人、香港も136.5%増の5万2千人。
スキー旅行需要が増加した豪州も20.5%増の2万人となった。
VJCの重点12市場では、タイ、ドイツ以外は前年同月の実績を上回った。

» 出典:観光経済新聞

中国語圏観光客のための名古屋情報ポータルサイト『mingguwu.net』

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