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インバウンドニュース詳細-Inbound News detail-

【2010.04.19】
TPA、日中友好促進へ千葉でフォーラム

観光振興懇話会(TPA、東京都品川区、大島利徳会長)は9日、
「日中友好『Visitちば』観光・物産振興フォーラム2010」を東京ディズニーリゾート地区の東京ベイホテル東急で開いた。
北京市旅遊局、上海市観光局、中国百貨商業協会などの幹部ら約30人を中国から招き、日本側は約450人が参加した。

冒頭、大島会長は「TPAの観光振興フォーラムは、箱根、長崎、札幌に次ぐ4回目の開催となる。
時代はアジア中心の世界にシフトしてきており、
TPAは今後も日中友好と中国人インバウンドの促進を軸に活動していく」とあいさつ。
続いて登壇した溝畑宏・観光庁長官は
「中国人向け個人観光査証の発給要件の緩和について関係省庁と最終調整の段階に入っている。4月中に発表したい」と述べた。

これに対して、中国大使館の孔鉉佑公使は
「日本は中国にとって最大の観光相手国。中国側の統計では昨年は331万人の日本人が中国を、
 155万人の中国人が日本をそれぞれ訪れた」とした上で、
「日本国政府が中国人の入国制限を緩和しつつあることを歓迎する。
 中国人海外旅行客5千万人の10%にあたる500万人が近い将来、
 日本を訪れるようになるように両国間での努力が必要だ」と話した。

この他、坂本森男・千葉県副知事、太田昭宏・元公明党代表、冬柴鐵三・元国土交通大臣(TPA最高顧問)もあいさつした。

松田昌士・JR東日本相談役は基調講演で
「世界各国の鉄道事業者で組織する世界鉄道連合の理事長を4年やったが、
 鉄道の世界では秘密の技術は存在せず、国際協力体制が出来上がっている。
 JR東日本はこの20年間で350人の中国人技術者を半年から1年間の研修で受け入れ、中国は世界最大の鉄道国となった。
 いまや日本、ドイツ、フランス、中国が世界でトップレベルの鉄道技術国となった。
 長い付き合いのなかでお互いに研鑽する、これが本当の意味の友好関係だ」と話した。
最後に「日中間の観光を通じた友好関係は世界平和につながる」と結んだ。

また、同フォーラムは「日中友好全国観光物産展示会」も同時に開催した。
草津温泉、箱根町、和歌山県、岡山県、石川県、水明館、浅間酒造、ヤマダ電機、
JR東日本ホテルズ、JALホテルズ、東急ホテルズ、藤田観光、上海市観光局など64の団体・企業がブースを出展。
日本各地の物産や観光素材などを中国人招聘団やフォーラム参加者などにPRした。

» 出典:観光経済新聞

中国語圏観光客のための名古屋情報ポータルサイト『mingguwu.net』

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