中国人のホスピタリティー

先月の半ば、上海・常州等々、いつものルートで1週間ほど中国へ出張してきた。 ※ちょっとブログのテイスト変更

上海では大規模な水処理専門の展示会「AQUATWCH CHINA」に出向き、主催者とあれこれ打ちわせをしたり、地方の開発区の人たちと「今年は日系が少ないなー」なんて話したりしていたのだけど、何よりも「こんなにでかいの必要か??」とあきれてしまうぐらいの今回の展示会場「国家会展中心(上海)」のだだっ広さにぐったり。

ゲートから会場までの移動もさることながら、周辺ではタクシーもつかまらないし、地下鉄の駅までも遠い。さらに駅に着いても、そこから券売機、さらに改札口までの距離が以上に遠い。このあたり、まだまだ中国のインフラはホスピタリティーに欠けるな~なんて思ってしまう。


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        AQUA TECHの会場「国家展会中心(上海)」。デカい!デカすぎる・・・

IMG_0506.JPG        大盛況の水処理専門展覧会「AQUA TECH」


で、いつもの常州では昼間は現地の旅行社に名古屋のことを売り込んだり、水処理関連の施設を視察したりして、夜は友人の医師のエスコートで食い倒れの日々送ったんだけど、その中の一軒が人気の火鍋チェーン「海底劳」
この「海底劳」、中国では「小肥羊」と勢力を二分する(僕の推測・・・)火鍋チェーンのようだけど、とにかく過剰なぐらいのサービスの徹底ぶりで大人気らしい。

待ち時間には無料でネイルサービスを受けられたり、子供用の遊戯室が使えたり(しかもインストラクターみたいな人間がイベントチックなことをやっている)、マッサージチェアがあるかと思えば、これから食事をするというのに軽食サービスがあったり。。。

そんなサービスを受けながら小一時間を過ごした後にテーブルに通されると、担当の店員が中国の庶民相手のお店とは思えないぐらいの笑顔であれこれ丁寧に説明をしてくれたり、変面のアトラクションがあったり、麺をたのめば職人がテーブルまで来て打ってくれたり、さらには「このスパイスは何?」とたずねればコブクロに入ったスパイスをお土産に持たせてくれたり。。。
何よりも、通路ですれ違った掃除のおばちゃんが立ち止まって「欢迎光临」的なことを笑顔で言ってきたのには正直驚いた。

まー、味はそこそこだけど、とにかくそのサービス、ホスピタリティーの高さは、「中国にしては」という割り増し分を差し引いても日本でも十分通用するのではないだろうか。ま、提供するサービスの中身を日本向けに考える必要はあると思うけど。。。
※店員の話ではまもなく東京に日本一号店がオープンするらしい。

で、そんな常州の「海底劳」で火鍋をつつきながら、実際に海外の文化を目にするチャンスも一気に増えたこの国では、ホスピタリティーへの意識もこれから加速度的に高まっていくんだろーなー、と思ったりしたのである。

あの展示会場には辟易としたけど。。。




以下、「海底劳」にて

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プロフィール

  • 1970年名古屋市生まれ
  • 早稲田大学法学部卒業
  • 株式会社 岩手朝日テレビ
  • ヤフー株式会社 を経て
  • 2003年 有限会社エヌ・プランニング 設立
  • 2005年 株式会社ミルゲート 設立
  • 2012年 株式会社愛知アジア総合研究所 設立