微博(weibo)とコメダとスガキヤ 

もう随分前のエントリーで、ミルゲートが運営する名古屋観光情報アカウント「畅游名古屋」のフォロワーが10,000人を超えた!と書きましたが、私がブログをサボっているうちに結構フォロワーが増えていて、今では300,000人を超えるフォロワーを持つアカウントに成長し、それなりに弊社の広告塔として活躍してくれています。

で、私自身も「乘松在日本名古屋」というフォロワー900人足らずのしょぼいアカウントを、これもまた時々はしょぼい中国語を使って、まーでも殆どは日本語で、忘れたころにぽつぽつと呟いているのですが、これがもう少し工夫すればいいものの、どうしても私自身の日常を反映してしまう内容に偏ってしまっていて、本人の自覚が無いうちにコメダやスガキヤなんかの、どちらかというと何てことのない私の食事に関する投稿が増えてしまっていたりします。

コメダは中国の人にもウケがイイようで、投稿には概ね好意的なコメントが帰ってきます。

以下は昨年の7月の私の投稿を「畅游名古屋」が転送し、それに対してのフォロワーからのコメントです。

コメダ.pngのサムネール画像

まー、一件だけ「食べたけど普通だった・・・」ってコメントがありますが、それ以外はアイコンが笑顔だってことから分かるように、「待ちきれない」「超好き!」「一人旅だと美味しいものいくつも食べられないから困るのよ」といった好意的なコメントが並んでいます。

これ以外にもコメダに関しては結構投稿していますが、シロノワールや山盛りのソフトクリーム、そしてモーニングまで、概ね中国のフォロワーからは好意的なコメントが帰ってきます。

山盛りなのもいいのでしょうし、もうひとつ言うならば、これまでの経験上、日本のスイーツは中国ユーザーにはほぼ鉄板ネタだとも言えます。


で、問題は、コメダと同じく名古屋人がこよなく愛し、日常的に通うスガキヤです。

断っておきますが、一般的に名古屋飯といわれるものでも、ひつまぶし・味噌かつ・きしめん・味噌煮込みなどは、私たちが日常的に食べている名古屋めしではありません。正直、一年のうちで何回食べる機会があるかな?ってとこじゃないでしょうか。特にひつまぶしなどは、日常的に食べていたら破産してしまいます。

コメダはその圧倒的な店舗数を背景に、今では名古屋人のモーニングのメッカ、あるいはビジネスマンの社外会議室として喫茶店界の王者として君臨しています。

コメダを名古屋飯というならば、我々が日常的に通う名古屋飯の代表格と言えるでしょう。


そしてスガキヤも、かなりの店舗数を誇る名古屋ラーメン界の王者ですが、こちらは名古屋っ子のDNAに刷り込まれた味とでもいいましょうか、ここでラーメンをすするビジネスマンの多くは、中学生や高校生のころの部活帰りやなんかに小腹を空かせてラーメンとかソフトクリームとかを食べに通ったクチで、その記憶に刷り込まれた味覚を求めて通りがかりについつい条件反射的に店に入ってしまう・・・といった大人になりきれない名古屋っ子のオアシス、それがスガキヤなのです。


私も二日酔いの日の昼食には、これも半ば条件反射的に大須のスガキヤに足を運び、カウンターの立つと自然に「ラーメン大盛り」と頼んでしまう名古屋っ子の一人です。

しかし、スガキヤの「ラーメン」は、微博中国人ユーザの間では、どうやら賛否両論のようです。

以下、これも私の投稿を「畅游名古屋」が転送した記事へは、


スガキヤ1.pngのサムネール画像我上周六吃的就是这个!普通份只要300日元,超小一片肉
先週土曜日に食べたよ。普通盛りが300円だったけど、超小さい肉が一切れ。。。


といったコメントが、
そして、例のオリジナルスプーンを扱った記事には

スガキヤ.png在日本吃过的最难吃的拉面就是这个
日本でこれ食べるのが一番難しかった

と、先っちょが割れたあのスプーンは若干不評なようです。。。。

もちろん好意的なコメントもあるので、一概にスガキヤが中国の人たちに不人気だとは言えませんが、先日、私の以下の投稿へのコメントを見て、少し合点がいきました。

チャーハン.png


この、何とも旨そうな大盛りチャーハンに寄せられたコメントは、


[挖鼻屎]肉なし。0点。


一刀両断、一網打尽です。バッサリやられてしまいました。


要は肉なんです。多分、具が少なすぎるシンプルな食べ物は不評なんだと思うんです。


ちなみに、これも私のラーメンに関する投稿、スガキヤとはちょっと毛色が違ってメニュー豊富で写真もそれなりに豪勢な藤一番の投稿には、

藤一番.png
うまそう!ちょうど僕の減った。。。[晕]

藤一番[奥特曼]

といった、概ね好意的なコメントが・・・。


いやー、何ともくだらん投稿になってしまいましたが、結論。


恐らく中国人にはスガキヤよりも藤一番が人気。


といったところでしょうか。


何とも強引な運びにはなってしまいましたが・・・。

プロフィール

  • 1970年名古屋市生まれ
  • 早稲田大学法学部卒業
  • 株式会社 岩手朝日テレビ
  • ヤフー株式会社 を経て
  • 2003年 有限会社エヌ・プランニング 設立
  • 2005年 株式会社ミルゲート 設立
  • 2012年 株式会社愛知アジア総合研究所 設立